入社後、先輩指導員から道路交通法や運転技術を学ぶと同時に、人に伝える"伝達力"や"説明力"なども身につけていきます。
就職したら、いよいよここから修業の日々が始まります。
指導員審査は年に3回行われるので、入社してから最初の審査を受けるまでの3~6ヶ月の間は"指導員見習い"として、教習生の送迎や受付などの仕事をしながら、事前教養(審査の前に受けておくことが必須の科目)を受けることになります。
事前教養のほか、審査の前に公安委員会の行う1週間ほどの教育研修(指導員養成講習)もあり、審査合格後も現場事後教養(審査後に受ける必須の科目)を受けることになります。
審査前
①現場事前教養
(教習所で仕事しながら学ぶ)…90時限
②教育研修(公安委員会の行う講習会)
(公安委員会の行う講習会)…56時限
審査合格後
③現場事後教養…24時限
教習指導員は、クルマの運転が初めてという人に正しく安全な運転を教える重大な責務がありますから、審査当日に後悔しないよう、しっかり勉強しましょう!
入社してから数ヶ月、いよいよ審査です。今まで仕事と勉強の両立はなかなか難しかったと思いますが、ここで合格すれば晴れて指導員となります。
今まで勉強してきたことを充分発揮できるよう、体調は万全にしてください。
教習に関する知識
教習に関する技能
※各項目内の%は、合格基準です。
※筆記・技能・面接審査の詳細(審査項目・審査方法など)は都道府県によって異なる場合があります。
「こんなに勉強することがたくさんあって、合格基準も厳しいの?」と思ってしまうかもしれませんが、生涯無事故運転者を育成するには絶対に必要な知識です。先輩指導員に相談しながら勉強すれば一発合格も夢ではありません。
厳しい審査をクリアしたら、次は事後教養を教習所で受けることになります。内容としては、技能・学科教習の見学・実習など。事前教養とは違って、勉強というより実際に指導員としての業務に直結する研修です。これを終えて、ようやく教習指導員となります。